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「走るコンビニ」が増える ローソンが専用車を全国展開

過疎地や郊外で移動販売する「走るコンビニエンスストア」が広がっています。

ローソンは1月から順次専用車両を全国14か所に設置して、加盟店が営業できるようにします。店舗の少ない地域で需要を掘り起こすとともに、企業イメージをあげて集客増につなげる狙いです。

移動販売は、セブンイレブン、ファミリーマートも手掛けており、高齢者など「買い物弱者」の支援に弾みがつきそうです。

専用車は加盟店の要望に応じて無償で貸し出します。日用品など約300品目を積み込み、店頭と同じ価格で販売します。

まず11月に静岡県伊豆市で導入し、2017年3月までに川崎市、青森県十和田市などの店舗に順次配置します。利用状況やオーナーの要望に応じて、エリアの拡大や台数増を検討します。

移動販売を通じて山間部や郊外の高齢者施設、高齢化が進む大規模団地の近くなど、小売店の少ない地域を巡り、需要を掘り起こします。同時にローソンの商品を試す機会が増えることでファンが広がり外出時の来店が期待できます。

移動販売はセブンイレブンが北海道と18県で展開し、ファミリーマートも18台を長野県で展開しています。

2011年の東日本大震災の被災地支援の一環で移動販売を本格化しましたが、現在は日々の買い物が困難な「買い物弱者」の増加に対応する狙いを強めています。

筆者も郊外の団地に住んでいます。この団地は山の斜面に作られ坂が多く高齢者の住人は買い物に苦労しています。

ところが、団地内に唯一合ったスーパーマーケットが閉店しました。住人は坂を下りて麓のスーパーマーケットに行くか、バスで駅まで出て買い物をするしかなく不便を強いられています。コンビニエンスストアも団地内に一つしかありません。

これからはこのような大規模団地の「買い物難民」が増加するのではないかと思います。

これを解決する方法は、ネットスーパーや通販の活用か、移動販売の利用しかありません。

しかし、高齢者の方は大部分が「インターネット弱者」です。

こうした移動販売が増加することは高齢者にとっては心強いことだと思います。

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