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サッポロやサントリーなどが「日本のワイン」に注力

日本のワインが世界で注目されています。

現在日本には200ものワイナリーが存在しています。そして、そのワイナリーが作るワインが世界のワインコンテストで優秀な成績を収めるようになっています。

日本のワインの定義を、農林水産省が

①国産のブドウを100%使用すること

②地域の名前をつける場合には地域のブドウを85%使用すること

と定めることを検討しています。

成長著しい日本のワインですが、国内の大手のワインメーカーが注力しています。

 国内の大手ワインメーカーが国産ブドウでつくる「日本ワイン」に注力している。

サントリーワインインターナショナルは22日、今秋に新ブランドを立ち上げると発表した。サッポロビールも同日、自社のブドウ園での生産を増やす計画を発表した。

国内のワイン消費の伸びに加え、海外でも日本ワインの評価が高まっており、ワイン事業の成長の柱に育てる考えだ。

 

サントリーワインは9月に新ブランド「塩尻ワイナリー」を発売する。

長野県塩尻市を中心に生産したブドウを使用し、栽培から熟成・瓶詰めまで同地域で一貫した。

2017年に1800ケースの販売を見込む。

加えて、山梨県甲斐市の自社農園で日本固有品種ブドウ「甲州」の栽培面積を増やすなどして、22年に生産量を現在の5倍に引き上げる。

 

サッポロビールは日本ワイン「グランポレール」を重点ブランドに位置づけ、専任営業担当者を増やし販売を強化する。

長野県池田町の自社畑でブドウ栽培を広げ、高級ワイン向けのブドウ生産を20年に16年比2割増やす。

大手ではメルシャンも、今年新たに山梨県甲州市内に4ヘクタールの自社畑を新規開園する。

 

日本ワインは質の高い栽培・醸造工程の管理や和食との相性の良さなどから海外での評価が高まっている。

サントリーワインは17年にシンガポールや香港で日本ワインを前年比4割増の1200ケース販売する計画を掲げるなど、輸出増に向けた動きも広がる。

日本でのワインつくりは、1874年に山梨県の甲府で始まりました。今でも甲府市はブドウの一大生産地ですね。

昭和の初めまでワイン作りの努力がありましたが、本格的なワインは受け入れられず、甘くて飲みやすい甘味果実酒の原料ワインとしてワイン作りが続けられていました。

その後何度かのワインブームがあり、ワインが日本人の生活にうけいれられるようになりましたが,ワイン用のブドウの生産者もワイナリーも少なく、国産ワインの大半は海外からブドウ果汁などを輸入して醸造されていました。

最近急激に日本ワインがおいしくなり評価が高くなったのは、ワインに適したブドウ作りが実を結んだからです。

今まではワインの原料であるブドウは、生食用のブドウの余りを当てている状態でした。

生食用のブドウは、糖度が少なくそのまま食べるとさっぱりとしておいしいのですが、このブドウを使ってワインを作ると水っぽくておいしくないのです。

ブドウの生産者や、ワイナリーの経営者などの努力によりマスカットベリーAや甲州という日本独自のワイン作りに適したブドウが作られるようになりました。

今では新しくワイナリーを立ち上げる人も出てきており、日本のワイン作りは地域振興の一環になっています。

サントリーは海外でのワイナリ―経営の実績があります。

日本のワインが、ジャパニーズウイスキーを同じように海外出の高い評価が定着するとうれしいですね。

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